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♪うらメロ♪ブログ  

私が健康オタクになったきっかけは

これは本当に知ってみると大変に怖い話である。


私は自称虚弱体質なわりにはこの長い人生でかかった病院での治療を要する病気は
膀胱炎だけである。
それも疲れが原因とかではなく私の不注意が原因であった。
つまり、トイレでのペーパーを使う方向をうっかり逆にしてしまって、、、。

あとにも先にも、不注意による膀胱炎だけ。
膀胱炎は一度やると癖になると言われるがその後、癖にはなっていない。
さらに、高脂血しょうとか高血圧とか高血糖とかも無縁である。

しかし、喘息や好酸球性筋膜炎にかかっている。
好酸球性筋膜炎は3年くらいでだいたい治って今はゆっくりフェードアウトしているところ。
とくに人に言ってもしかたないので家族にすら言っていないが、好酸球性筋膜炎になって以来
ずっと足の指さきはしびれている。
多分歩くと人より疲れは多いのかもしれない。

いずれにしても、これらの病気は薬で治すと言ってもステロイドしかない。

どこかの臓器の炎症であれば治ればそこで終わるが、私が持っている非常に時代の先端を行く
病気というのは、特定の臓器のトラブルではない。

免疫異常というよく考えてみたら実態があるのかないのかわからない病気である。

さらに、つらいのはこのつらさを他人は絶対にわかりえないことである。

好酸球性筋膜炎の場合足の膝から下、手の肘から先だけに症状がでてくる。
人によって手に出る人と足に出る人、あるいは両方に出る人がいるということらしい。

私の場合足に出たのだが、、、
症状がでている膝から下以外は全くどこも異常がない。
しかも、正座が出来ないほどの関節痛がおきているにもかかわらず
X線で検査をしても骨や関節は全く正常なのである。

歩行困難におちいった私を見てはじめて大変な病気なのだとまわりは認識してくれた。

喘息の場合も同じで、普段はまわりの人にはわかりにくい。

しかし、発作に苦しんでいる私を見た時初めて人は
「本当に命にかかわる病気してるんだな」と認識してくれるのである。


そんな、私であるが、そのような病を持つことになったから健康オタクになったのでは
なかったのである。

2000年に好酸球性筋膜炎になって入院したのであるが実際には好酸球性筋膜炎で入院を
したのではない。

この時から総合病院というものへの疑問が生じたのであるが。

夜中に救急外来でS病院に行った。
私は膠原病ではないかと思った。なんとなくそう思った。
好酸球の数値が異様に高いので、これはかなり大きな病気の可能性があるので
明日内科の医長に診察してもらうように、と言われてそのようにした。
この時点で若い宿直医は膠原病を疑っていた。

「膠原病の可能性はありますか?」
「その可能性はあります。好酸球の数値が気になります」

内科の医長は内科的には異常はないので外科の医長にみてもらうようにと。
「膠原病ではないですか?」と聞くと「指先は動きますか?それなら膠原病ではありません」
「好酸球が高いのは?」「あ、それはぜんぜん問題ないです」
で、そのあと外科にまわされて超音波で足の検査。
外科医長に診断をあおぐと
「超音波の検査の結果、血栓はみつかりませんでした。これは身体の中の深部静脈が
なんらかの原因により狭窄されているのでそれを調べるために今日から入院して下さい」

まだ世間的に血栓という言葉を聞いた事がない時代である。

この入院中何度血栓という単語を聞いた事か。

検査の結果原因は不明であった。
退院した日にかかりつけのクリニックに行ったらいとも簡単に好酸球性筋膜炎ですと
足をみただけで診断がくだされた。
そして、そのあたりを中心とした精密なる血液検査の結果
典型的な好酸球性筋膜炎だと言われた。

あの10日間の無駄な入院はなんだったのだろう。

しかし、ぜんぜん別の意味であの入院は無駄ではなかった。

あの入院で一番思ったのは
★医者の言葉よりも自分を信じること

さまざまな検査の結果子宮筋腫が原因とされて手術の日取りまで決められそうになった。
外科医長は「子宮筋腫の手術をすれば全てが解決する」と言ってきかなかった。
ところが婦人科医長が「そうかなー」と言い出したのである。

外科医長は「狭窄してる!」と何度も言い、婦人科医長は首をかしげる

外科医長が去ったあと婦人科医長は私に画像を示して
「静脈が子宮を狭窄しているように見えますか?」

これ本当の話なんよ。

「いやあ、そういわれてもこの画像のどこが何かさっぱりわかりませんので」としか
言えないじゃないですか。

先生も困ってしまって、、、
「半年に一度は検査をして様子を見ることにしては?」と私。
「そうですね。そうしましょうか」と医長。


あの外科医長、テレビに出ていた。
踊る外科医として。
なんでもオフの日は家業の左官屋を手伝い、趣味で日舞をやっているのだとか。


そして、怖いと思ったのは、
入院していた病棟は外科。
トイレに行く時に通る部屋に意味不明の人が二人いて
いわゆる植物人間の男性。
年齢は子供なのか大人なのかわかりかねる外見。

もう、その二人のことが気になって気になって。。。。

誰に聞いても教えてはくれないだろうな、、と思っていたら食事その他の世話をする
おばさんが教えてくれた。

案外病院で勤務している人の口は軽い。

医療ミス

つまりこの病院でおきたミスで植物人間になってしまったのだそうで
だからこの病院で一生面倒をみるのだという。
「どこの病院でもあるのよ。隠しているだけで」


怖〜〜〜〜い!!


あと、同室だった当時40才の女性の話も身につまされる。
糖尿病で、足の切断待ち。
最初は足のどこから切るのか様子をみているところだった。
うまくいけば膝から下。
しかし、膝から上に決まったらしい。
しかも、もう片方も切らなくてすむという保証はないらしい。

全く自覚症状はなかったのだそうである。

ある日仕事場で歩こうと思ったら足が動かずそのまま入院。

全く検査をしていなかったそうで、、、

でもその人コーラとか炭酸飲料が好きで毎日飲んでいたそうである。
そして最近すごく疲れるな、と思っていたそうである。

でも年のせいかなと思っていたとの事。



そんな普通の健康な人にはおこり得ないような経験をしてしまったもんで
そういった経緯があるわけである。



ところで、医長の言葉にはさからえないのが総合病院である。
最初に見てくれた若い医師は入院中にさりげなく「膠原病の疑いがある」事の
サインを出しにきてくれた。

ある医師をともなって私の前にあらわれて
「この人が好酸球33の人です」と言ってそれ以上は何も言わずに出て行った。

どんな検査結果であっても必ず好酸球の部分の異常をみてもらうようにと
言いたかったのだと思う。

だから私は退院したその足でアダチクリニックに行ったのである。

広い意味での膠原病です。と言われた。

もしあの若い医師がサインを送ってくれなかったら退院してもアダチクリニックには
すぐには行っていなかっただろう。

足の激痛を喘息の専門医が直すなんて考えられなかったから。

おかげで、非常に早い段階で処置してもらったので早く直すことは出来たのである。

もちろんアダチクリニックでの検査結果の用紙を見てもらっての事
若い医師はその数値をきちんと見てくれていたが内科医長はそれを見ても
問題なしと答えたのである。

今はどうなのか知らないけど、医長が絶対の世界なんだろうな。
患者が困るではないか!

入院中私は「膠原病かもしれない」と何度言ったことか。

やる気のある若い医師もやる気のある患者も
強くならなければ!!!
by melo_pro | 2009-05-19 22:03 | 健康 | Comments(0)