♪うらメロ♪ブログ  

6月14日のレッスン

7月にあるコンサートで彼は3曲演奏します。
曲目は

○ダイアナの噴水を見に行こう
○氷の湖面
○夜に旅立つ人々

彼のお父様の関係のコンサートだそうで、この3曲が好きで是非聞きたい方がいらっしゃるとのこと。

そのステージにそなえて改めてこの3曲をおさらいしてみたところ
以前にはうまく出来なかった表現がずいぶん出来るようになっていました。

それで表現に対して少しレベルをあげてみることにしました。

「ダイアナの噴水を見に行こう」はかなりテンポアップし左手のメロディーを
際立たせてみることを提案してみました。

彼の欠点はせっかく良いメロディーラインを作りながら
それが全く唄えていない事です。





普通はそのフレーズをこちらが唄ってみたり弾いてみたりして
ニュアンスを伝えるわけです。
しかし、いくらそれをしても伝わりません。

彼の中では唄うという発想がないからです。

音でしかとらえていない、、、というかメロディー=音列なわけです。
メロディーというのは音列以外のなにものでもないという感じで、、、。
彼の情緒に響くのはコードの響きです。

ものすごく極端に言うとコードの響きだけで満足してしまっている、、というか、、、。

メロディーはコードの意味をもたせるための道具であり、リズムはアレンジをするための
素材という言い方が近いかもしれません。

しかし、彼が作り出す音楽はメロディー、コード、リズムともにけっこうバランスが
とれているものもあります。

しかし、どれかが極端に弱いものもあり、私がかなりアイデアを出す時もあれば
そっとしておくのもあります。


そんななかで「ダイアナの噴水を見に行こう」は現在の彼のレベルならもう少し
上を行く表現が出来るのではないかと思いました。
問題はどうやってそのニュアンスを伝えるかです。
良い考えが浮かびました。
彼に最初のメロディーをボードに書かせてみたのです。
これです。
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実に面白いです!!
彼にとって音の高さやリズムよりもなによりも八分音符の棒の長さの方が重要?!!
そのフレーズの持つニュアンスはどうでも良いことらしいというのがわかる書き方です!!

同じことを私も書いてみました。
フレーズを唄いながら書くといやでもこうなるのが楽譜です。
わかりやすくするためにややチマチマとしたフレージングにしてみました。
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作曲をする人にとって譜面は楽器と同じです。
唄うように楽譜を書いていきます。
でも彼にとって音は音なのですね。

両方の楽譜を比べるとよくわかりますね。
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ここからが不思議なところなのです。

私の書いた譜面のとおりに弾いてごらん、と言うと彼はすぐにそのニュアンスで弾きました。
「あとはずっとこれと同じよ」

彼はそのニュアンスを理解してそのように弾いています。
by melo_pro | 2009-06-29 16:52 | TAKAYUKI | Comments(0)